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そして誰もいなくなった

2日に渡って放送されたアガサ・クリスティ原作のドラマ化「そして誰もいなくなった」。

渡瀬恒彦の遺作やっちゅうし、しっかり見させていただきました。

去年の末から今年2月にかけて撮影されたこの作品、すでに渡瀬さんは車椅子状態やったとのことで、たしかに立ってるシーンがほとんどなく、ほぼ椅子に座ったまま顔と手だけの演技に終始している。

前編であっさり死んでしまった渡瀬さん。

ほんまになんにもせんまま死んでもて、これが遺作でええんかいなと物足りなさを感じる。

舞台を砂漠のホテルに置き換えて74年にシャルル・アズナブールとリチャード・アッテンボローで制作された映画を見たことあるから、おおまかな流れを知ってただけに、現代にアジャストさせるためにかなり苦労してるのがわかる。

でんでんは裏の「LEADERS」にも出てたけど、ええんかそれ。

後編は回想のシーンが多く、渡瀬さんもちょろちょろ出てくるものの、やはりほとんど動かない。

でもたしか、犯人は元判事やから渡瀬さんのはず。

そう思って見ていたら、最後の40分ほどは渡瀬さんによる種明かし。

圧巻は最後の10分ほど。

カメラに向かってすべてを告白する渡瀬さん。

末期の肺がんで余命いくばくもなく、だからこそやっておきたいことがあったと独白する様子は。

渡瀬さんなんだか元判事なんだかわからない。

ありがとう、さようなら。

それは渡瀬恒彦としての言葉やったんやろか。

もうあとがないことを知りつつ、最後になるであろう作品にこれを選び、完璧に演じ切った。

役者、そして人間渡瀬恒彦の想いが迫ってきて、言葉にならない。

生き切った、演じ切った男の最後を見届けさせてくれて、こちらこそありがとう。

ちなみに、渡瀬恒彦でいちばん印象に残ってるのはマッドポリス80やな。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%BF%80%E9%97%98%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B9%2780

いまはちょっととぼけたおじさんが定番、しかしマイン日本の3大リーゼントのひとり中西良太とか、ヤクザ役専門の片桐竜次に、やっぱりどうやってもヤクザにしか見えない志賀勝

たぶんいちばんパンパンに張ってた頃の梅宮辰夫もええけど、4代目クラリオンガール蓮舫は14代目)の堀川まゆみがまたええ女なんだわ。