DESERT と DESSERT

「 desertとdessert 」

Desertは「砂漠」、sの一つ多いdessertは「食後に出るデザート」に決まっている。

しかし、語源を探っていくうちに、なんだかこの二つには関連があるのではないかと思うようになった。

Desertはラテン語系でde-(分離、強意、否定)+sert(結合する)から「結合から引き離す」「見捨てれられた土地」「砂漠」となり、dessertはフランス語系でdes-(分離)+sert(給仕する)から「食卓から不要なものを取り去る」「dinner後のデザート」となっている。

しかし、この二つは語源的にはほとんど同じで、一方は不要物として見捨てられた物その物の方へ、他方は不要なものを取り去る「奉仕」とその後のサービスの方に注目した結果、desertは「切り捨て、不要物、砂漠」などとなりdessertは「食卓をきれいにする」「奉仕」「食後のデザート」となったものと考えられる。

しかしここで問題なのは、desertの訳の中に「砂漠、切り捨て、脱走兵」などとは想像もつかないほどかけ離れた「功績、報償、長所(受けるに値する)」などの第3の訳が挙げられていることである。

今一度dessertを探ってみると、sert=serve(供給)とあって、この前にdes- が付いて「不要なものを取り去る」から「奉仕」「功績」へとつながっていた。これはdessertでありながら、むしろdesertの第3の訳に近いものになっている。

だとするとdesertに「切り捨て、砂漠、脱走兵」などとは真逆に近い「功績、報償、長所」などという意味があったのだから、ひょっとするとこれは、dessertとdの落ちたdesertの混同による結果かもしれないと思う至った。

d一つのお陰で回りくどい話になったが、結局は「dの落ち」を「話の落ち」にしてしまうという姑息な話でした。

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