妄想物語

〜お姫様の願い…それは修学旅行〜

『天の川も行きたいのですが、今回の船旅のクルーメ

ンバーが、エンドアに是非私達を案内したいと申して

おりまして、汐ゐさんさえ良ければ…』

ドリーム号の下見に向かう途中、妹姫が申し訳なさそ

うに話した。

「全然かまわないですよ。でも、君がほんとうに行き

たいのは彦星と織姫が居る天の川ですよね」

妹姫って、この夢の国の主なのになんて奥ゆかしいん

だろうと思う。

『はい、行きたいです。でもそれはまたの機会にお伴

させていただきますから』

妹姫はデッキに向かう途中、微笑みながら言った。

「わかりました。エンドアに行きましょう」

彼女をこれ以上困らせたくないのでそう返事をした。

んっ?なんか重大な事を聞き逃したような気がする。

『はい、ありがとうございます』

彼女が今日一番の笑顔になった。

「でも、エンドアへドリーム号で行くのはちょっと冒

険が過ぎると思います。何か、いい船ありますか?」

『あります』

そう言いながら妹姫がシャッターを上げると、スター

スピーダーが出発整備を受けている、巨大なドッグが

現れた。

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