奇抜な姿(0064 CHRISTIE)

世界初の自動車と言われているのはフランスのキュノーが1769年に作った蒸気自動車で、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)でした。これは前1輪の3輪車で2台作られたのみでしたが、年月を経てアメリカのジョン・ウォルター・クリスティ(John Walter Christie)がFFを実用化します。これが世界初の「前2輪の」FFと言われているクルマです。

このクルマは1985年頃に購入した本に掲載されていて、その奇抜な外観にとても驚いた記憶があります。フロントホイールがクランクシャフトの両端の取り付けられていて、エンジン回転数で回るんですね。

また、マトモな等速ジョイント(CVジョイント)はまだ発明されていませんから(0054″TRACTA″参照、http://SNS.jp/view_diary.pl?id=1959135332&owner_id=9783394 )、ホイールのみステアさせるのはムリがあったのでは?と思います。だから方向を変えるためにエンジンそのものを(クランクシャフト両端にホイールが固定されたまま)首振りさせたのでしょうか?イヤイヤ、4気筒ながら45900ccという巨大で重いエンジンが動くハズがありません。ユニバーサル・ジョイントなどで無理矢理ステアさせていたのでしょうね。

クリスティ・ダイレクト・アクション・モーター・カンパニー(Christie Direct Action Motor Company)は1904年にウォルター・クリスティが設立しました。実際にFF車を製造販売していた記録はあるのですが、会社はうまくいっていたのか疑問です。何故ならウォルターはレースにウツツをぬかし、放漫経営の挙げ句1910年に会社は倒産してしまうからです。あ〜あ!

https://www.youtube.com/watch?v=5xXV_VH_dy0&feature=youtube_gdata_player